聞き書き甲子園

皆さんこんにちは

いつもご覧いただきまして本当にありがとうございます。

気が付けば前回の投稿から2週間も経っておりました、、トホホ

ここ栄村では、この2週間は雪も少なく比較的あたたかい天候で推移しております。

が、今日からまた天気予報に雪マークが出てたりして、ちょっと寒くなりそうです。

こうやってちょっとずつ春に向かうのでしょうね。

そういえば、今朝起きた時に何だか気配を感じるので、よーく見てみたら枕のそばにカメムシが寝そべってました。

どこからどうやって入ってきたのか?

夏の終わりから秋ごろにかけてカメムシが続々と侵入してきた際には容赦なく始末してましたが、今はなんとなくそういう気分になれなくて。

「この寒い中、よく生きてたな」

という思いを抱きつつ、丁重に取り扱ったうえでお戻りいただきました。

さて、本題の聞き書き甲子園についてですが、この度当村が令和5年度に実施される第22回聞き書き甲子園の協力市町村に採択されました。

聞き書き甲子園とは、高校生が日本各地の海・山・川の「名人」を訪ね、一対一で名人から自然とともに生きる技や知恵を聞き取り、一編のレポートに仕上げるというものです。

名人の職業は様々で、栄村のような山村でいえば農業、林業、建設業などに従事していた人が挙げられ、その中で得られた技や知恵、例えば石垣組みとか藁細工、山菜採集、保存食づくりなどが高校生の取材対象となります。

そんな名人候補のお一人に事前の承諾を兼ねてご挨拶に伺いました。

その方は林業について詳しい方で、戦後間もないころからの林業経営に関する貴重なお話を伺うことができました。

林業経営のかたわら木工品生産にも力を入れていた(写真はケヤキで作ったそば打ち用の木鉢)

国有林の払下げを受けて大手製紙会社へ木材を販売していた話や、現場にプレハブの飯場をこしらえ生活した話などを中心に興味深い話がたくさん聞けました。

中でも興味深かったのは、かつて坪野集落(今は3世帯のみ)に営林署の出張所があり賑わっていたこと。

話をお聞きしていると、現在の坪野の風景と昔の風景が想像の中で織り交ざり、当時の様子がいきいきと伝わってきました。

今年の夏は村内のどこかで「名人」を取材する高校生の姿が見られるかも知れません。

もし見かけられましたら、温かく見守ってやってください。

それでは、本日はここまでにいたします。

次回の投稿までさようなら!

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