雪の合い間

皆さんこんにちは。

いつもご覧いただきありがとうございます。

ここ栄村は久々に朝から晴れて気持ちいい1日を迎えております。

「久しぶりに雪かきしなくて済むわ」

とホッと一息つけます。

しかし、ホッとするのも束の間、降らない日にもやるべき仕事があります。

「雪おろし」

「排雪」

です。

雪おろしはマメにしておかないと、屋根の端っこに雪がせり出してきて、落雪の危険が生じます。

先日、村内にて落雪に人が巻き込まれるという死亡事故が起きてしまいました。

このように雪が絡む事故は命にかかわることがありますので、油断できません。

役場でも来庁者の安全を確保するため、雪下ろしを実施しました。

来庁者に迷惑がかからないように、細心の注意をもって作業にあたります。

雪下ろしする側も十分に安全を確保して作業をします。

疲れて無理をすると事故の元ですので、休み休みマイペースで雪を下ろします。

次に排雪ですが、除雪作業で仮置きされている雪の山を崩してダンプに積んで雪を雪捨て場に持っていく作業になります。

量にもよりますが、ほぼ1日作業となります。

写真は庁舎国道側駐車場の排雪作業の様子です。

あまり近寄れなかったので、分かりにくい写真となりましたが、ブルドーザで雪を崩し、タイヤドーザで崩した雪をかき集め、ロータリーでダンプに積みます。

各機械のオペレータが息を合わせて作業にあたります。

1日作業なので大変ですが、うず高く積まれた雪の山がみるみるうちに小さくなっていくのが分かりますので、やりがいがある作業です。

各集落内にもこうした仮置きの雪の山がたくさんありますので、これから雪の降らない日はこうした排雪作業があちこちで見られるでしょう。

このように、雪が降らない日にも雪に関係する作業がついて回ります。

これぞ雪国の日常の風景なのです。

各家庭においても、屋根の雪下ろしや屋根から落ちた雪の片付けなどやることがあります。

これをあまり放っておくと周りから心配されてしまいます。

雪の片づけが出来ていないと、

「あの人はいい加減だなあー」

と思われるかも知れません。

これから雪国に移住を考えている人は、このことを良く考えておかないと後悔してしまうでしょう。

特にここ栄村は豪雪地帯であり、積雪が人の背丈の倍以上なんてことがあります。

実際に住んでみればたしかに「住めば都」ではあるのですが、雪に関する不便も受け入れられる人でないと1年で逃げ出したくなるかも知れません。

移住にはそれなりの決心が必要でしょうし、都会暮らしの便利さを切り捨ててまで田舎に住むわけですから、これ以上の負担(不利益)は避けたいことと思います。

雪国に移住をお考えの方は、どうか雪を苦にすることなく上手に付き合っていける人であって欲しいと思います。

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