春になれば
皆さんこんにちは。
いつもご覧いただきありがとうございます。
ここ栄村は少し雪が落ち着いて、これから少し気温も上がるようです。
これから三寒四温を繰り返し春に向かって順調に気温が上がっていくのでしょうか。それとも、また寒波がやってきて大雪に見舞われるのでしょうか。
短期的に見て多少の長短はあっても、長期的に見れば確実に冬が終わり春が来るわけですから、ここはのんびりと構えて春を待つとしますか。
春になれば何をしようか考えていると楽しくなってきます。
家の前にストーブを引っ張り出して、音楽を聴きながら鍋をツマミに一杯やるとか。
残雪の中で炭をおこして焼き肉をツマミに一杯やるとか。
暖かくなってきてからの残雪って使えるんですよねー!
肉やビールを冷やしたり、、
去年はあまりそういうことをしなかったから、今年は春を思いっきり楽しもうと考えています。
皆さんは春になったら何かしたいことはありますか?
長期予報によれば、春の訪れが早く春らしい春になるとのことですので、楽しい春になるんじゃないかと思わず期待してしまいます。
ここに住んでいると冬が厳しいぶん春がとても素敵に感じられます。
四季の移ろいがハッキリと感じられ、命がキラキラ輝く瞬間です。
山々の木々が一斉に芽吹き、残雪の合い間から草花が顔を覗かせる様子は、見る人々に生命の力強さを教えてくれます。
この村に来てから、随分と心が癒されたと思います。
ここに来る前は帰宅時間が毎晩午前様でしたので、家には寝に帰る程度でしかありませんでした。
ここへ来て自宅でくつろぐ時間が出来て、精神的な余裕も生まれました。
目に入る風景は自然豊かな山々ばかり。
心が洗われるようです。
たまにある地域の行事や消防団の訓練も、人間関係のうえでちょうどいい距離感を保ってくれます。
住民と移住者との間の壁がほとんどないです。その代わり、良くも悪くも「特別扱い」はされません。
共同作業に出れば、皆と同じだけ力を使い汗をかき、同じように飲んで同じだけ話します。
地域に入れば「役」も回ってきます。
ただし、この「役」だけは難しい役に当たらないよう配慮してくれます。
「役」に当たれば簡単な役でも何だか地域で役立ってるなという満足感に浸れます。
都会で暮らしていると、どこかの誰かがいつの間にか知らないうちにしていてくれた仕事ですが、小さい村となるとそういう仕事が回ってきます。
一人あたりの存在意義が都会と比較して大きいと思います。
それに加えて、住民は移住者に対してかなり期待感を持っています。
「いい人だったらいいな」
「どんなことをしてくれるのだろう」
という具合に、移住者は注視されます。
良いことも悪いことも噂されやすいですが、その分関心を持ってもらえていると解釈して、気負わず無理せず自然体でいるのが一番良いと思います。
あまり良い格好して無理すると長続きしませんし、メッキはすぐに剥がれ落ちてしまいます。
できることはやってできないことは無理しない、そのバランスが重要だと思います。
田舎暮らしを成功させるためのカギですね。
あまりこういうことを書きますと、移住をお考えの皆さんが委縮してしまわないか心配ではありますが、実際に来られてから
「こんなはずではなかった、、」
などという不幸が生じませんように敢えて書かせていただきました。
春になれば移住に向けて動きだす方もおられることと思います。
どうか皆さんの移住が成功しますように願っています。
