ユニバーサルサービス
皆さんこんにちは!
いつもご覧いただきありがとうございます。
いきなりですが、今年は令和7年ですね!
ラッキーセブンで何かいいことが起きるといいなと思ってしまいます。
カレンダーで7が3つ揃う日を確認したら、7月の第一月曜日ではないですか。
郵便局の郵便窓口の営業日です。
ここでピンと来た方は郵趣マニアでしょう。
2つ折りの台紙に切手を貼り、7.7.7の通信日附印もしくは風景印を押してもらうのです。
これを「たとう」といいます。
なぜこういうのかは分かりませんが、検索してみると、「畳紙(たとうがみ)」が語源のようです。畳紙とは和服の生地の間に挟み込む和紙のことだそうです。
私は若いころ大阪で郵便局員をしていましたが、7.7.7や9.9.9、11.11.11などの並びの日にせっせと作った記憶があります。お客さんからは切手代だけいただき、台紙はサービスしていました。何の儲けもないこのサービスでしたが、局長さんはじめ先輩方と一緒に台紙に工夫を凝らしてお客さんに喜んでもらおうと一生懸命でした。
この「たとう」、多分全国共通の趣味だと思うのですが、私が勝手にそう思っているだけでしょうか。
栄村には日本郵便直営局が3局ありますが、どこか1局くらいは対応しておられるでしょうか。
どうでもいいようなことなんですが、何だかとても気になります。
ところで、サラッと3局あると言いましたが、人口1,600人ほどの地域に3局も直営局があるのはユニバーサルサービスの賜物というべきでしょう。栄村にいて郵便関連のサービスで不便に感じたことはありません。
ここでお断りいたしますが、他の宅配便や金融機関も便利に使えますのでご安心を。
今はコンビニにATMがありますので、コンビニさえあれば出し入れできます。栄村のお隣、津南町になりますが村の中心地からすぐのところ(新潟県側に入ってすぐ)にコンビニがあります。
このコンビニも今では日本全国津々浦々に出店していますが、採算の合わないところは撤退してしまいますので、その意味ではユニバーサルサービスとは言えないかも知れませんね。
そもそも、ユニバーサルサービスとは、
「社会全体で均一に維持され、誰もが等しく受益できる公共的なサービス」
とされ、事業を採算がとれる地域に限定したり、不採算地域を除外してはならないのです。
「公共的なサービス」の例として、電気、ガス、水道、福祉、保健、医療、通信、放送、郵便などの事業が挙げられます。
これらのサービスは当村でもちろん受けられますし、他の市町村でもほとんどで受けられるでしょう。
このことが移住を促進し、また移住するにあたってのハードルを下げているのだと考えています。
これはとてもありがたいことですし、今後も続いていってほしいものです。
さて、ここ栄村で今後も残ってほしいものがあります。
それは鉄道です。
村内北部を横断するJR飯山線ですが、2023年度の数字で100円稼ぐのに必要な営業経費が10,316円かかっているそうです。
このままでは近い将来、廃線にされてもおかしくない状況です。
私もたまに乗ることがありますが、沿線はどこも風光明媚で特に千曲川沿いはとても美しい車窓です。積雪期に乗車すると、まるで水墨画のような車窓を目にすることができます。
村内には4つ駅があり、それぞれ集落の中心地に立地しています。
駅に着くごとに各集落の家々が見られ、集落ごとに違った雰囲気を醸し出しているのが特長です。
車が各家庭に普及するまで、運行本数も今より多く、住民たちの貴重な足であったことは間違いないことでしょう。
言い換えれば、今日のように車社会となった山村では鉄道の社会的使命は終わりつつあるのでしょう。
寂しいですがそれが現実です。
鉄道は先人が苦労して遺してくれたものであり、どうかこの先も走り続けてほしいものです。
最後に、森宮野原駅から役場までの通りを何枚か撮影してきましたので、画像を添付して今日は終わりたいと思います。



