山育ちの人
皆さんこんにちは。
いつもご覧いただきましてありがとうございます。
ここ栄村は雨が降る予報だったのに降ってみれば雪でした。
やはり雪の実力はすごいものがあります笑
結構本降りで道にも積もっていたのですが、水分の多いシャーベット状の雪で、車のハンドルも取られがちでした。
雪はその日ごとにコンディションが変わるので侮れません。
雪の性質に合わせた運転が求められます。
歩くときもそうです。
比較的フカフカしたところを選んで歩くと転びにくいですが、一概にはそうとも言えず豪快に転ぶこともあります。
常に感覚を研ぎ澄ませて危険を避けるようにしないといけません。
転ぶと痛いですからね。
昨年末に派手に転んでお尻を打ったのですが、未だに少し痛みがあります。
頭を打たなくてよかったです。ホント。
知らず知らずのうちに受け身が取れていたんでしょうかね。
それにしても、雪道は本当に歩きにくいです。
除雪されている道路でも道に雪があると歩きにくいですが、除雪されていない道路や雪原をスノーシューやカンジキを履いて歩くのはもっと歩きにくいです。
私の場合、足首周りの筋肉が弱いのか柔らかいのか分かりませんが、雪に踏み込む際にぐらついてしまいバランスよく歩けないのです。
集落の人と一緒に山に入っても、どんどん離される一方でなかなか目的地まで辿りつくことができませんでした。
バランスが悪いせいか、足が内向きや外向きにズボズボ埋まってしまい、足が取られるばかりで一向に前に進めません。
その一緒に山に入った人は私のほうを振り返り、ケラケラ笑いながら涼しい顔で私が追いつくのを待っています。
「くそー!追いついてやる!!」
と私にも意地があるものですから必死にもがきます。が、もがけばもがくほど雪に足を取られて身動きが取れません。
結局、途中でギブアップして引き返してしまいました。
この時ばかりは本当に山育ちの人との差を痛感しました。
これから子育てをするなら絶対に山で育てたいですね。
強くて協調性のある優しい子に育つかと思います。
小さいころから地域に溶け込み、地域ぐるみで見守りながら育てていくのが良いところだと思います。
大きくなってからも、自分を大切にし故郷を誇れる人間に育ってくれるでしょう。
「居場所」のない大人が増えている昨今、地域や職場に心落ち着く場所があるのは大変ありがたいことです。
少なくとも私はそう考えています。
皆さんはどう思われましたか?
最後にカンジキの写真をアップしておきます。
